「食事は、こうやって確かに血や肉になる。
まるで言葉のように」 吉本ばなな(帯文より)
身の回りの出来事で、強く感じたりひっかかったりしたことを月ごとのテーマにして、日記形式で書いてあります。
感じたことや考えたことを、できるだけその時の気持ちそっくりに(言葉を使っても)伝えられないものかと思いながら書きました。
そしてその出来事を経由して出てきたレシピは、別冊として巻末にはさみこんであります。
カメラマンの日置武晴さんは、去年かかわった料理本の中で、3本の指に入る自信作と言ってくれました。スタイリングは高橋みどりさん。
雑誌「CUT」にて1996年11月号から2001年1月号まで連載していたコラムとレシピを一冊の本にまとめたものです。