●2002年2月28日(木)
きょうのクウクウは大忙しだった。明日からの春メニューの準備で。
リーダーはふだんホール係の娘なのだが、週にいちど厨房に入って研修のようなことをやっている。
新人さんといっしょなので、厨房の仕事を細かく教えながら料理を作らなければならないのでたいへんだけど、私はなんとなく、リーダーといっしょに働くのが気に入っている。
なんというか、良い空気が流れていて、心地いいのだ。
それは、リーダーの心がまじめだからだと思う。
にんじんをきざむのも、きれいに切ろうとまじめだし、後かたずけも、早く終わらせようとするのではなくて、
きれいにかたずけようとしているので、まじめなのだ。
そういうのって、几帳面というのともまたちがうような気がする。どんな世界においても、
もの作りをしている人共通の、ベースラインの意識という気がする。
同じ仕事の時間を過ごすのでも、いいかげんに器用にやってしまうのと、 のろまに見えてもまじめにやるのとでは、得るものの中身がうんとちがう。
その時はたいして気がつかなくてやりすごせても、後々、身についてくるものは雲泥の差っていう気がする。
私は、亀のようなまじめさんの生き方の方が好み。
春メニューの海老の蒸しもの用のタレがおいしくできたので、ここに書いておきます。
ナンプラー1カップ、レモン汁2個分、おろしにんにく1片分、 にんにくオイル(にんにくを揚げて香りをつけた油)1/4カップ、黒胡椒少々、
青唐辛子の酢漬け大さじ1。以上を混ぜ合わせる。
こういうタレは、作ってすぐよりも2〜3日たってからの方が、なじんでおいしくなるようです。 |