2002年8月下
●2002年8月31日(土)
昨日はお酒を飲んでも煙草は吸わなかった。咳はまだ治まらないけれど、ここのところの便秘が一気に解消された感じ。お酒って不思議なもので、飲みすぎると身体が悪いものをついでに掃き出してくれて、大掃除できる気がする。 |
●2002年8月30日(金)
無事撮影が終わって、クーラーを消して窓を開け放ち、本澤さんたちとビールで乾杯した。7時半で解散して、今日やった料理のレシピの打ち直しをたらたらとやっていたら、ムラムラと遊びたい熱が沸いてきてしまった。「終わったぞー!」という感じなのだ。8月の詰まっていた仕事が、やっとぜんぶ片付いたのだ。 |
●2002年8月29日(木)
ゆうべまた咳が出てよく眠れなかった。何なんだこのしつこい咳は。煙草はずっと吸ってないのに。怖くて吸えない感じだ。 |
●2002年8月28日(水)
朝、カンカンと乾いた咳で目が覚めた。ゆうべの炊き込みご飯の残りにしらすをのっけて食べ、薬を飲んでまた横になった。しらすって私は好きだなあ。薄い塩味でホワホワしていて、ちりめんじゃこよりもずっと好きだ。病気の時にでも食べたくなるようなものが、その人のいちばんの好物だと思う。私は海苔としらすだな。 |
●2002年8月27日(火)
ゆうべは咳が止まらなかった。大急ぎで薬を再開したが、すでに時遅くまったくの風邪状態だ。「夏風邪はしつこいですよ」と医者に言われていたのはこれだったか。薬も最後まで飲みきるようにと言われたのに、すっかり油断して気前よく煙草まで吸っていた私が悪いのだ。 |
●2002年8月26日(月)
日置さん、池ちゃん、藤原さんのいつものメンバーで久々に撮影だった。床に座ってすり鉢を股にはさんで胡麻を擂っている時、日置さんは立て膝でカメラを覗いてぐっと近寄り、シャッターの連続的な音がして、胡麻擂りのゴリゴリ音が腹に響き、ちょっと私はクラッときました。薄暗い部屋の中で、誰も何も喋らずにつっ立ったまま、私が擂っているすり鉢の中の様子を覗いている。時間が止まった様な、そこだけ切り取った時間の様な、なんか分からんけど、至福なような気持ちになったのだと思う。 |
●2002年8月25日(日)
クウクウの日。テレビの人たちが撮影に来たりして、なんだか落ち着かないまま忙しく働いた。秋のおすすめメニューで沖縄ソーキそばをやるので、ソーキを沖縄好きの新井君に任せて仕込んでもらったら、それがとろとろに柔らかく、おいしく出来上がった。私は、自分が作っても誰かが作っても、おいしく出来た時がいちばん嬉しい。 |
●2002年8月24日(土)
あやさんの同居人の赤松じいさんが、今日白内障の手術なのを思い出し、布団の中で(がんばって赤松さん)と、ぐっと念じて目をつぶっているうちに、また寝そうになってしまった。「のびるで!」とスイセイがふすまを開けて叫ばなかったら、またぐうぐうと寝てしまったことだろう。スイセイは朝ごはんにほうれん草と豚肉入りのラーメンを作ってくれたのだ。豚肉は、使い残した50グラム分の厚切りに、適当に塩をして5日目のものだ。肉がしまって肉汁がため込まれ、ラーメンのスープで煮ただけなのに焼き豚よりぶりっとしてとてもおいしい。塩と豚とねかした時間だけなのに、こりゃあすごいもんだなあと感心していたら、ラーメンをすすっていたスイセイが、「光が弱くなったのー。」と言った。ほんとうだ。これが秋ということなのだ。 |
●2002年8月23日(金)
朝起きたら咳はますますひどく、雨も降っているし、暗い気持ちで12時にスタジオ入り。咳止めシロップを飲んで気合いを入れたら、知らずしらずに咳は治まり、お茶をちょくちょく飲んでのどを潤しながら、どうにか6時には収録が終わりました。それにしても、何度もダメだしが出て(私の説明の仕方や言葉遣いがおかしかったり、言葉が出なくて沈黙したり、えーと、と何度も言うからだ)、一時はどうなることかと思いました。しかし、作った料理は全部ほんとうにおいしくできた。カメラや音声の人たちも、「マジうまいっすー!」とおっしゃってくれました。私は、こういうのが本当にいちばん嬉しい。 |
●2002年8月22日(木)
ついにダウンです。 |
●2002年8月21日(水)
痰がからんで仕方ないが、咳は治まってきた。 |