●2003年10月25日(土)曇り、雨が降りそうで降らない
吉祥寺の街を、自転車でケーキを売り歩いている葉子ちゃんが「○ウネル」に取材されるというので、スイセイと応援に行った。
葉子ちゃんは、私がクウクウ時代からずっと同じスタイルでやっている。
自宅で焼いたケーキをかわいい自転車の荷台に乗せて、裏通りを廻っているのです。
いつも4時くらいになると、クウクウの階段を降りてきて、何も言わずに顔だけのぞかせる。そうすると、ホール係の子が「トレ・プチ来たよー。欲しい人ー!」と小さく叫んで(お客さんに聞こえないように)、皆の分までおやつを買いに行ったものだ。
クウクウを辞めてからも、真冬のすごく寒い日に、すっかり着ぶくれてフカフカした耳当てをした葉子ちゃんや、真夏のカンカン照りの日の葉子ちゃんもよく見かけた。
そういう時、例外なくいつも葉子ちゃんは笑っていて、お客さんも笑顔なのだ。
ケーキ作りが大好きなんだけど、どうすればいいんだろうとか、お店で働いてるんだけど、自分の好きなケーキが焼けなくて辛いとか、上司がイヤな奴でぜんぜん分かってくれないとか・・、そういう不平不満を言っている人は、ぜひとも葉子ちゃんの姿を見るといいと思う。
彼女はやりたいことを、今の自分ができる形で、まっすぐに実行している。
「変わりばえしなくって、私なんかおもしろいんでしょうかねぇ」なんて、葉子ちゃんは自分のことを言うけれど、季節をだいじにしたおいしいケーキがいつもあって、楽しみにしているお客さんが確実に増えていることって、本当はたいへんなことだと私は思うのだ。
ちょっと買い物をして、スターバックスでお茶を飲み、いい気分でてくてく歩いて帰って来ました。
夜ご飯は、ちよじが今日もお出掛けなので、ラーメンにした。
白菜、もやし、ワカメ入りの、自家製焼き豚と煮卵のっけの、しょうゆ味 だ。
たこのお刺し身は、スイセイへのサービス(大好物なんです)。
ちよじは今日、およばれで麻婆豆腐を食べたんだそうだ。
風呂から出てきたちよじは、ネグリジェのままメールをしている。
「お母さんがな、今日近所の人からマツタケをもらったんて。それでお父さんとふたりで土瓶蒸しをして食べたんやけど、あなたのは冷凍しておいたから・・やて。今メールがきた」
その返事を今送っているらしい。
*************************************************
●2003年10月24日(金)晴れ、とても寒い
今朝スイセイが顔を洗っていたのだが、ふと見るとバスマットで顔を拭こうとしているところだった。
急いで「それはちがうよ!」と教えると、自分でもなんか変だなと思っていたみたい。
ところで、最近の天気の奇麗さといったら、ほんとうにたまげる。
昨日もそうだったけれど、下の公園で子供らが遊ぶのを眺めたりしていると、ふと、大きな何かみたいなのを感じてしまうんです。
だってあまりに自然が激しいのだもの。
神とかって簡単には言いたくはないんだけど、そんなようなものだと思う。
けどそれは、エベレストのてっぺんや、ナイアガラの滝なんかでは、私は感じないのかもしれない、もしかしたら。
とか思いながらも、一歩も外に出掛けずに、寝ころんで本ばかり読んでいる。
ストーブをつけ、毛布を体に巻きつけて。
スイセイは朝からホームセンターに行ったり、散髪して風呂に入ったり、ちよじに髪型の写真を撮ってもらったりしてハリハリしていた。
病院にも行ってきたらしい。
検査の結果は、「すごい順調じゃった」って。
体重もまた1キロ落ちて、それをキープできているらしい。
帰ってきたスイセイが、毛布に入ってきて寝始めたので、私もつられて寝てしまう。
今読んでいる本は「不良ノート」だ。おもしろくもつまらなくもない。
さーて、今夜のご飯はどうしよう。
何もないから買い物に行かなければ・・と思うんだが、腰が重い。
買い物、行ってきました。
今夜は餃子にすることにした。
餃子を作りながら、煮豚と煮卵(鷄大根のおいしい煮汁で)も仕込んだ。
夜ご飯は、餃子(ふつうの)、ワカメとクレソンのお浸し、白菜と春菊と春雨のスープ、玄米。
餃子、スイセイが大喜びだった。
|