2004年5月下

●2004年5月31日(月)晴れ、風かなり強し

最近の天気予報は、いったいどうなっているんだろう。
今日から雨の予定だったはずでは?。
昨夜は、あんなに月がきれいで、星もけっこう出ていた。
空が明るいから、雲がぐんぐん流れるのもよく見えた。
風が強くて、ほんとうに波照間みたいだったよ。
だから雨が降るなんて信じられなかった。
そうか、天気予報を信じなければいいんだな。
自分の勘で生きていけばいいんだ。
昨夜は9時半くらいに、大きい流れ星も見た。
頭の真上からシュ一一とゆっくり流れ落ちた。
尾っぽが筋ではなく、花火の屑のように点々と発火しながら落ちたが、そういうことってあるんだろうか。
スイセイに伝えたら、「そりゃあすごいことで。月があれだけ出とって明るいのに、そんなに見えたゆうのは」と言われた。
自分が褒められたみたいな気持ち。
さて、今朝もまた蒸し暑い。
風が強くて窓が開けられないほど。
窓を開けたら、家中の紙が舞い上がってしまうのだ。
清水さんの畑はだいじょうぶだろうか・・・。
午後から美容院へ。
帰りにおいしい魚屋さんで、真鯛の刺し身と鰯を買う。
本の撮影の時に写していたビデオを見ながら、レシピのチェック。
昨日もやったけど、これは楽しい仕事だ。
レシピは言葉の連なりだから、つい頭で考えてしまいがち。
だからこれは、実際の動きの記録を見ながら、ポイントを書き込んでゆく作業です。
作ってくださる人が、ちょっとでも実際のレシピに近づいてもらえるように。
ビデオは丹治君と、今泉さん(NHKの)が撮ってくれたもの。
夜ご飯は、焼き茄子、素麺、生ゆば・・・これを私ひとりで8時に食べた。
真鯛の刺し身、麻婆豆腐(昨夜の残り)、素麺、にんじんのピリ辛サラダ・・・これらをスイセイは10時に食べた。
これから丹治君が「日々ごはん」の見本を持ってきてくださるそうだが、まだ来ません。
11時過ぎるのだろうか。

●2004年5月30日(日)快晴、かなり暑い

天気予報は今日もはずれ。
この天気のどこが曇りだよっ、とつっこみたくなる。
蒸し暑くて、完全な真夏日ではないか。
起きてすぐ、たまったゲラを一気にチェックする。
夏バテのような感じで、クラッと立ちくらみがしながらも、がんばってやってしまう。
体中が熱をもっているような感じだ。
なんとなく怠いんだけど、掃除をすることにした。
クーラーのフィルターを全部洗い、掃除機をかけ、汗だくだくになってワックスまでぬった。
眩暈がしながらやる。
ぜんぶ終わってシャワー(水の)を浴び、ムームーみたいなのに着替えてくつろぐ。
サザエさんを見始めていたのだが、あまりに空が綺麗で見るのをやめた。
オレンジ色に染まった雲が、大きく流れてゆくのを寝ころんだまま見上げる。
空は、明るい水色だ。
ベランダに出ると、ギィエーギィエーと尾長が鳴き、緑が匂い立っている。
なんだか沖縄のような、バリ島のような、肌で思い出す空気だ。
ほてった肌に涼しげな風・・・。
ああ、どっか行きたくなっちゃうなぁ。
夜ごはんは、麻婆豆腐(ゴーヤ入り)、トマトのスープ(ナンプラーとレモンと香菜)、にんじんのピリ辛サラダ、玄米。

●2004年5月29日(土)快晴、暑い

天気予報は大幅にはずれ、今日もまたパッカーンと晴れている。
スイセイは朝から川原さんの家へと、またパソコン修理。
私は机に向かい、バリバリとパソコン仕事を片づけてゆく。
昨夜のうちに、この休みの間にやらねばならぬことをまとめてみたのです。
おおざっぱに10個くらいある。
だけど、私には時間がたっぷりあるから、ひとつずつやっていこう。
夕方買い物に出ると、空気がむわーっとして動かない。
こういう日ってクウクウは混むんだよなーっと、ふと思う。
今はもうないんだから考えなくてもいいのに。
らっきょうを買って来た。
しょうゆ漬けのつけ汁が余っていたので(去年の)、もういちど漬けられないかと思って。
そういえば私は、味噌のことを書くのをずっと忘れていた。
昨夜も紙ブタを開けてのぞいてみたが、また育っていた。
水分がなじんで、すべらかな表面。
まだまだ色は白いけど、ちゃんと味噌のおいしい味がする。
4月10日に漬けて、ひと月後の5月10日に重しを半分にした。
それから2週間くらいたって、重しをぜんぶ取り除き、今に至る。
ちょくちょく覗いてみては、カビが生えかけていたら取りのぞいている。
そのたんびに、ちょこっと味見をする。
らっきょう漬けました。
しょうゆ漬けと、塩らっきょうもちょっとだけ漬けてみた。
夜ごはんは、ポテトサラダ、砂肝の塩炒め、アスパラのお浸し(しょうがじょうゆ)、ホッケ、大根の味噌汁(昨夜の残り)、玄米。

●2004年5月28日(金)快晴

毛布を洗ってみた。
なーんだ、洗濯機で洗えるじゃん。
気前よく、もの干しいっぱいに広げて干す。
明日からまた天気が崩れるそうなので、この間から気になっていた道(ムーバスから見た)を歩いてみたくて、スイセイを散歩に誘う。
帽子をかぶって、ペットボトルのお茶をとちゅうで買って。
お茶は、昨日も買ってみておいしかった「お〜いお茶、新茶」。
けっきょく遠回りになったけれど、畑の前の道やら、奥の方がこんもりした森になっている農家の前で立ち止まり、「感じがええ〜!」とスイセイと感嘆しながら、西荻まで気分よく歩く。
「ムーハン」の隣のギャラリーで、オバタさんが展覧会をやっているので見に行く。
去年は、スイセイがひとりで行ってとても良かったので、こんどやったらぜったいに行こうと思っていたのだ。
銅版画なんだけど、細かく精密な感じではない。
たとえば雨が降っているような、空気中にチリや花粉が舞っているような、背景にぼやけた傷があって、そこが私は好きだった。
「ムーハン」の外の椅子で生ビールを1杯だけ飲み、またてくてく歩いて帰る。
けっこう足が疲れているけど、良さそうな小道や、いい感じの家をみつけると寄り道して、遠回りしながら帰ってきた。
スイセイが前をスタスタと歩き、私はやきそばパンを食べながら、後ろからついてゆく。
スイセイはいつの間にか、首の後ろに皴ができたんだな・・などと思いながら歩く。
帰ったらすぐにシャワーを浴びる。
洗濯物をたたんでいたら、プールから帰ってきたみたいに気怠い。
けっこう私は陽に焼けたのだ。
スイセイもシャワーを浴びて、ふたりで倒れ込むように昼寝。
夜ごはんは、塩豚とゴーヤと大豆のにんにく炒め、ちくわとねぎの卵焼き、ワカメときゅうりの酢の物、大根の味噌汁、玄米。
酸っぱいものが食べたい気がして酢の物を大量に作ったら、スイセイも同感だったらしい。
陽に焼けたせいで、何か同じ成分の食べものを欲しているのだな。
「お〜いお茶」のボトルに、伊藤園新俳句大賞というのが書いてある。
今日のは、「春だからいいじゃんすこし遠回り」だ。
昨日買ったのは、「桜舞う折り目ただしいセーラー服」だった。

●2004年5月27日(木)弱い晴れ

風呂場の下の杏、上の方の実が黄色くなってきた。
毎日なんとなしに見ていたけれど、今日急に黄色くなったような、そんな気がする。
洗濯し、掃除機をかけ、のんびりと朝ごはん。
冷やしておいただし汁に味噌を溶き、みょうがや青じそをきざんですり胡麻も混ぜ、玄米にぶっかけて、冷やし汁もどきを食べる。
2時から、しおりちゃんといっしょに清水農園に出掛ける予定だったが、和楽の風邪がまだ完全に治ってないようで、どうしようかと迷う。
とりあえずベランダに出てちょっと風に当たり、やっぱりひとりでも行くことにした。
大豆を水に浸けて、自転車で出掛ける。
清水さんは、畑に敷くワラを切る作業をしようとしているところだった。
畑は、すごいことになっていた。
前回行ったのは3月半ばで、トラクターで畑をうなう(耕す)時期だった。
だから土だけで何もなく、まっすぐな地面の状態。
それが今は、さわさわと若い緑が整列して、いっぱいに育っていた。
ズッキーニ、とうもろこし、インゲン、きゅうり、枝豆、トマト、茄子、ピーマン、ししとう、唐辛子、ゴーヤ、カボチャ。
それこそ夏野菜が勢ぞろいだ。
ところどころに赤紫蘇が生え、みょうがの葉が伸びている。
枝豆は白い花がもう少しで咲きそうだった。
茄子も薄紫の花が咲いている。
きゅうりは、黄色い花の下に小さいきゅうりが出ていたが、いくら小さくてもいぼいぼがちゃんとついたきゅうりの形。
ゴーヤなんか、ちびたえんぴつくらいの太さなのに、突起はびっしりついていて、そのまんま赤ちゃんサイズでたまげました。
(かわいい〜)と、おもわず口から出てしまったが、生意気っていう感じもして、とにかく感心した。
とうもろこしは、もう私の腰より高いくらいにのびている。
この間の強風で倒れかけたそうだけど、ちゃんと自分の力で持ち上がって、まっすぐに立っている。
風が吹いて、とうもろこしの葉っぱがさわさわと揺れなびいたのを見たら、「はーっ」と良いため息が出た。
いろんな野菜の葉っぱが、今まさにのびのびとして、茶色い土の上にスックと立ち並んでいる様子。
そこここに工夫され、手入れされた清水さんの畑。
部外者の私でさえ、「なんて綺麗なんだろう・・、おおよしよし」と感じるくらいだから、毎日世話をしている清水さんは、今、どんなに良い気持ちなんだろう。
とつぜん大雨が降ったり、強い風が吹いたり、自然界は荒々しいからもちろん油断はできないだろうけど、夕方、風呂上がりにビール片手で畑に出てきて、「プッハー!」なんて言いながら、見回す時の気持ちというのはいかがなもんだろう。
可愛い子供たちが、とりあえず大きな病気にもかからずに、小学生の高学年になったような、私にはそんな風に感じた。
子供たちは伸び盛りだから、栄養をどんどん吸い上げて、見る間に大きく育っていく。
あと1週間もすれば、収穫だそうだ。
きゅうりのちびちゃんは、二日くらいで大きくなるとも言っていた。
畑に行くと、いつも私は思う。
(あー、やっぱり来てよかった)。
そしてなんだか元気になる。
帰ってから、にんにくと玉ねぎとにんじんを炒め、塩豚と大豆とソーセージでチリビーンズを作る。
塩豚からだしが出るので、ブイヨンは入れなかった。
大豆も下ゆでせずに、もどした豆をじかに入れたから、大豆からもだしが出ている。
スイセイは大豆が嫌いだが、「西部劇に出てくる豆の煮込みだよ」と言ったら、夜中にも鍋をかかえて食べていた。
おいしかったらしい。
夜ごはんは、ズッキーニのフライパン焼き(油を敷かずに焼くだけがいちばんウマイと清水さんが言っていた)、チリビーンズ、ホッケ焼き、アシタバ(清水さんの親戚の畑産)のおひたし(わさびじょうゆ)、きゅうり(清水さんの親戚産)とクレソンとかぶ塩もみのサラダ、豆腐の味噌汁(大豆のゆで汁で)、玄米。

●2004年5月26日(水)快晴

10時には起きて洗濯やら掃除をし、試写会を見に渋谷に出掛ける。
しかし、満員で入れなかった・・。
ちゃんと15分早めに着いたのに。
「誰も知らない」という是枝さんの映画なのだが、男優の男の子が、おとといくらいにカンヌの賞をとったからだ。
私は今日行くことを、ずっと前から決めていたのに。
別に賞をとっていなくたって、興味があったから。
今日入れた人たちは、1時間くらい前から来て待っていたそうだ。
そういうものなんだな。
というわけで、ブック・ファーストでひさびさに本屋さん三昧をした。
何の約束もなく、時間にしばられないのを味わいながら、気の済むまでうろうろする。
今日の収穫は、石田千さんの「月と菓子パン」。
電車の中で夢中で読んでしまった。
豆の話が出てきたので、「土屋商店(吉祥寺の有名な乾物屋)」で私もいろいろ買う。
こんど、豆料理の仕事をやるので、いろいろ作ってみようと思って。
豆腐の話がおいしそうだったので、豆腐も買ってしまった。
豆腐をどうやって食べたとか、味とかは書いてない。
千さんは、毎日豆腐を食べているらしい。
晩ご飯の買い物をし、またムーバスに乗って帰って来た。
蚊がブーンと飛んできて、殺そうとしているOL風のお嬢さんがいた。
そして、ふと隣を見ると、おばさんの顎の下に蚊がとまっているのを発見。
(教えてあげようかな、でも何て言えばいいんだろう、「蚊がとまってます」と言うのも何か変だよな・・・)などと考えている間にも、蚊はじっとして動かない。
(もうかなり血を吸われているだろうから、今さら言っても仕方ないかな。でも、今気がついたようなふりをして言えばいいわけだし・・・)なんて思いながらちらちら見ているうちに、私のバス停に着いてしまった。
バスから降りて歩いていたら、なんだかほっぺたが痒い。
帰って鏡を見たら、私も刺されていた。
夜ごはんは、こんにゃくとれんこんのピリ辛炒め、おぼろ豆腐(この間フミさんにいただいたのが、おいしくて気に入っている。汁まで甘いのです。京都「近喜」の「賀茂どうふ」と書いてある)、ちくわ(ワサビじょうゆ)、きゅうりのキムチ和え、かぶの塩もみ、アスパラ(福島産のが出ていた。国産のアスパラが出てくるのは今のうちだけかも。じっくり観察してみよう)のフライパン焼き、生うにの炊込みご飯、ワカメの清し汁。
作っているとちゅうで、クレソンを発見。
家には冷蔵庫が2台あるので、仕事場にある方のはついつい見逃してしまう。
紙袋とスーパーの袋の2重にしてあるけれど、根元にちょこっと霜がついている。
「うわー、ごめん。明日食べるからねー」と声をかける。
明日は塩豚を焼くから、必ず添え物にしよう。

●2004年5月25日(火)晴れ

また今日も洗濯。
そして、スイセイとひさびさにいろいろ話す。
お酒を飲んで話すようなことなんかも、真っ昼間だけど話す。
怒ったり、興奮したり、笑ったり・・2時間くらいそうしていた。
夕方から、私はパソコン仕事。じゃが芋とにんじんをゆでながら。
スイセイは散歩に行く。
夜ごはんは、じゃが芋とにんじんのオリーブオイル焼き(ゆでたものを、フライパンでじっくり焼く)、鷄の照焼き風サニーレタス添え、かぶの塩もみ、もやしの味噌汁、玄米。
じゃが芋は、川原さんにもらったメイクインの新じゃがだ。
甘くて、とてもおいしかった。
今日私は、うんこが3回出た。
しかもちょっとではなく、それぞれが普通の量だ。
昨夜の蕎麦のせいだろうか?、それともじゃが芋のせい?。

●2004年5月24日(月)晴れ

ひさびさにはっきりした晴れ。
布団を干したり、たまった洗濯物を干す。
ハルは前脚を揃えて腹ばいになっている。その背中に、木陰のまだら模様。
耳だけが、あっちを向いたりこっちを向いたりして、動いている。
掃除機をかけ、雑巾掛けもする。
打ち合わせまでに、レシピの直しをやってしまう。
スイセイは今朝も川原さんの家に出掛けている。
コンピューターの調子が悪いのを直しに行っているのだ。
スイセイって寅さんか?。  2時からは打ち合わせを2本やる。
スイセイにも参加してもらうので、いちど帰って来た。
そして、打ち合わせが終わったら、私も川原さんの家に行く。
私はさくらか?。
人が困っていると、スイセイは放っておけないのだ。
川原さんは心配なほど目が充血していたので、目医者に行かせる。
そして私たちふたりが、修理のおにいさんの様子をみながら留守番。
私は川原さんの本棚にあった、みどりちゃんの「うちの器」を、じっくり読みながら過ごす。勝手に。
とちゅう、何してるんだろう私は? 人の家で・・・と、不思議な気持ちになりながら。
夜ご飯は、近所の蕎麦やにスイセイとふたりで行き、おいしいつまみなど食べながら、軽く飲む。

●2004年5月23日(日)どんよりした曇り

昨夜は思いっきり夜更かしした。
「アボンリーへの道」を見終わってから、「マルコヴッチの穴」もつい見てしまう。
見終わった時には、窓の外はすでに明るくなっていた。
スイセイも自分の部屋で見ていたらしく、朝方布団に入ってきた。
スイセイはおもしろかったらしく、「脳みそのかゆいところを掻かれるみたいな映画じゃったの」だって。
私は、まあまあ。
たっぷり眠った気分で1時に起きる。
今日やることは、焼酎に合うつまみのメニューを考えること。
明日の打ち合わせが終われば、どーんと休みだ。
その間にもやることはいろいろあるが、とりあえず何の約束もしてないので、私は自由。
最近、日曜日を日曜日らしく過ごすことに幸せを感じる。
6時になったら、まる子とサザエさん、それまでは読書三昧だ。
夜ごはんは、舞茸の炊込み玄米(青森で買ってきた干し舞茸で。玄米の浸け汁にいっしょに浸け、酒としょうゆをちょっと入れた。早めに浸けておいたら玄米に味がしみて、ちょっと固めだったけどとてもおいしくできた)、もやしとニラのナンプラー炒め、塩豚焼いただけ、塩鮭、落とし卵の味噌汁、きゅうりのキムチ和え。

●2004年5月22日(土)曇り時々小雨

11時から撮影。
たんたんと進んで2時には終わった。
今日もまたみどりちゃんとごいっしょだ。
カメラマンの野口くんも、編集の吉田さんも、アシスタントのヒラリンも、皆いい空気。
撮影が終わって、久々に図書館へ。
土曜日で混んでいるので、さっさと選んで10冊借りてきた。
夜ごはんのために、昆布とにぼしを味噌汁用に浸けるのが、とても久々の感じがした。
そうなのだ。
撮影が続いていたから、ここ1週間ほど私は味噌汁を作っていなかったのだ。
にぼしの色も、心なしか黄色っぽくなっている。
けっこう煮干しってすぐに古くなる。
買いたては青っぽく ツヤがあるから、比べてみたらその違いは歴然だ。
もったいないからまだ使うけど。
なんだか肌寒いので、電気ストーブをつけて読書タイム。
布団をしいて読み始めたんだけど、パッタリと寝てしまう。
8時半に起きて、夜ごはんを作る。
メニューはカンパチの刺し身、鰺の塩焼き、まつぶ貝のしょうが煮、焼きなすと焼きピーマン、油揚げとワカメの味噌汁、玄米。

●2004年5月21日(金)爽やかな晴れ

「だらだら、だめだめ」の日にしようと心に決め、ずっと寝ていた。
とちゅう仕事の電話が1時間おきにかかってきたが、爽やかに答えてはまたすぐに寝る。
あまりに晴れているので、とちゅう洗濯もした。
そしてまたすぐに寝る。
4時に起きて、みどりちゃんにもらったル・ヴァンのおいしいパンとミルクコーヒーを飲む。
なんて気持ちの良い日なのだろう。
雨ばかり降っている間にも、葉っぱはぐんぐん伸びていたのだな。
雨でしなだれていたから分からなかったが、この天気でピンと上を向いて広がって、やる気満々ていう感じの大きさだ。
下の緑もわさわさになって、ハルの後ろ姿も、足しか見えなくなった。
ちっこい鳥が羽を細かく動かしながら、木の周りを飛んでいる。
今、木にとまって、きれいな声で鳴いている。
シジュカラだ。
今日は、朝から川原さんの家でパソコン教室なので、スイセイは出掛けている。
きっと飲んで帰ってくるだろうから、夜ごはんも作らなくていい。
明日の撮影の買い物は、ヒラリンに甘えて買ってきてもらうことにした。
だから、このままずっとパジャマでいよう。顔も洗わないぞ。
いっこだけやらねばならないことは、「翼の王国」の原稿の直し。
さて、そろそろやろうかな。
夕方、東の空が青く、西の空は黄色く光っている。
雨で空も洗い流されたんだろうか、すごく綺麗。
私ひとりの夜ごはんは、じゃが芋と長ねぎのスープ、鷄ともやしの塩炒め、明太子、玄米。
風呂に入り、ひとりでじっくりと「ホームドラマ!」を見る。
今夜もまたニヤニヤ笑ったり、いしだあゆみに大泣きしたりして、ティッシュがびしょびしょになる。
スイセイはまだ帰って来ない。



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