●2004年8月19日(木)快晴、夏らしい日
風はちょっと強いけれど、夏休みらしい日だ。
洗濯物を干す時、まったく雲がない青空だった。
これは、乾燥しているということなのだろうか。
てことは、もう秋ってこと?。
昨夜は、正岡子規の「仰臥漫録」を読んでいたが、途中で愛ちゃんの卓球と、水泳の北島の決勝をスイセイとふたりで応援する。
そしてまた続きを読む。
これは、正岡子規が病床の布団の上で、仰向けで書いた日記だ。
朝、昼、晩に食べたものが書いてあるのだが、それにしてもよく食べるので驚いた。
「朝 粥3腕、佃煮、こーこ少し(茄子と瓜)、牛乳5勺ココア入り、塩せんべい3枚。
昼 かつをのさしみ、粥3腕、みそ汁、西瓜2切れ、梨1つ。間食 菓子パン10個ばかり、塩せんべい3枚、茶1杯。夕 栗飯3わん、さわら焼き、芋煮。」
毎日だいたいこういう感じ。
時々、焼き鰯18尾とかいう時もあるから、まったく驚いてしまう。
この日記の1年後にこの人は死ぬのだが、とにかくそうやって大食いし、「山のごとし」の排便をしたり、お腹をこわして腹痛に苦しんだり、庭の景色を眺めて句をひねったり、スケッチしたりしている。
肺病だから食べ物を贅沢にしているのだろうが、この大量のご飯を作っているのは母親と妹らしい。
尋常でない看病をしてもらっているのに、子規は、妹や母親の悪口がはなはだしい。
病気で苦しいのは分かるけれど、えらぶっていて、ちょっといやーな感じだ。
たまに、夜3人でお菓子を食べたとかいうのが書いてあると、私はほっとする。
自分の誕生日の日に、料理屋から会席の出前をとって、いつも粗末なごはんしか食べていない母と妹に、ご馳走したりもしている。
4時くらいに美容院へ。
美容院で『サライ』をめくっていたら、正岡子規が気に入っていた豆腐屋(現在は豆腐料理の店)が出ていた。
ここの絹ごし豆腐が好物で、「仰臥漫録」の時期にも妹に買いにやらせたりしていたそうだ。
益々食い意地がはって贅沢な感じがするが、どうなんだろう。
「日々ごはん2」が明日提出なので、もういちどざっと見直す。
夜ごはんは、枝豆、豚のしょうが焼き(粉ふき芋添え)、いんげんのくたくた炒め煮、コールスロー、きゅうりサラダ、昨夜の里芋煮、玄米。
今日も味噌汁はなし。
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