●2004年9月10日(金)曇り時々雨
昨日のハンガリー料理は、恵比寿でなく自由ケ丘だった。
すっかり思い込んでいて、恵比寿駅に着いてからちょっとうろうろ捜してみて、やっと気がついたのです。
こういうことはよくあるから、私ひとりだったら全然いいんだけど、なにしろ待ち合わせだし、スイセイも一緒だったからものすごく焦った。
連絡できずに40分も遅れたのに、編集者さんは、ぜんぜんいやな顔も困った顔もしていなかった。
本当に申し訳ない。
そして、とても家庭的な温かいお店だったので、ほっと安心した。
ハンガリアン・グラーシュやらハンガリアン・スープ、チキン・パプリカーシュ(パプリカ煮込み)、ハンガリー風バターライスなどを食べた。
グラーシュって、肉の脂が浮いているような、もっと赤茶色ものを想像していたし、自分でも作っていたけれど、ここのはとても優しい味だった。
なんだか、料理上手なお母さんにもてなされているような、懐かしいおいしさだった。
赤ワインもフルーティーでおいしかったし。
スイセイもとても喜んでいた。
さて、今日はお昼に稲荷寿司を作った。
ごまと青じそ入りのと、ゆかりを混ぜた2種類だ。
余ったご飯はのり巻きにして、ごまの方にはたらこを芯にした。
スイセイはおいしがってくれたが、油揚げが関西風で上品な味だった。
私は、もっと甘辛いような下品なのが好きかも。
次の撮影のレシピをやろうと思っていたら、カトキチから電話があった。
カトキチは、路上で移動式プリン屋さんをやっているのだが(前に日記で書いた)、今日から吉祥寺の中道通りでもやることになった、というお知らせだ。
そこなら私が買い物でよく通る道だから、教えてくれたのだ。
それで、お昼を食べてから、スイセイとさっそく出掛けました。
プリンは甘すぎず、じんわりおいしい私好みの味だった。
なんだか昔の団地のお母さん(子供の頃の私の憧れだった)が作ってくれたみたいな、懐かしい味。
ちゃんとバニラビーンズが入っているし、生クリームの味もする。
砂糖はきび砂糖だそうだ。
いい材料を使って、ちゃんと作ったっていう味がする。
お店やレストランのみたいに、きどったような味ではない。
形もかわいい(長方形)し、大きいし、そして安いのがすごく偉い(300円)と思う。
場所は、吉祥寺駅を背中にして中道通りを真っ直ぐ行き、「高知屋」さんを過ぎてもうちょっと歩くと左側にあります(紀伊国屋までは行かない)。
民家のガレージにライトバンを停め、「アムプリン(奥さんのアムちゃんが作っているから)」という看板を出して売っています。
今のところこの場所の販売は、毎週金曜日の12時からだそうです。
いちおう6時くらいまでだけど、売り切れ次第閉店だそうで、今日は私たちが行った3時くらいで売り切れになっていました。
2日くらいすると、味がしまってまたおいしくなるというから楽しみだ。
毎日ひとつずつ、スイセイと半分ずつにして食べようと思う。
夜ごはんは、鮭の西京みそ漬け(焼きしいたけと青ゆず添え)、こんにゃくの炒り煮、小松菜の胡麻和え、にんじんのにんにくしょうゆ漬け、ひきわり納豆、玄米。
なんだか秋らしい食卓でした。
そういえば、豆苗の芽がどんどん伸びてきている。
豆苗って、根っこのところに豆がぎっしりついているから、なんだかもったいなくて捨てられなかったのです。
お皿に水を入れておいたのは月曜日。
毎日水が減るので、ちゃんと替えてやっていたら、一昨日あたりからニョキニョキと出てきた。
もういちど食べられるまで育ててみるつもり。
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