2004年12月下

●2004年12月31日(金)雪

起きてカーテンを開けると、また雪であった。
まだ降り始めの様だったけど、どんどん積もってゆく。
また、布団にすっぽりくるまって、天を仰いでみる。
今日の雪は、この間より白く、まあまあきれいだ。
「今日はこんなに寒いけえ、ほいじゃけ積もる雪で」。
この間の雪の日は、気温が高めだったから、下界に降りてくるにつれ溶け初め、水っぽくぐしゃぐしゃの雪だった、とスイセイに教わった。
空の上の方は、いつもしっかりした雪が降っているそうだ。
上の方の雪は、どんなにか綺麗だろうな。
さて、8時からカトキチ、アム、リーダー、ナツコが紅白を見に来ていっしょに年越しをするので、張り切って料理を作っている。
メニューは、生ガキ、カキの酒炒り、水ダコとカンパチの刺し身、まぐろ中落ち、ごぼうの黒酢煮、満月卵、煮豚と煮卵、里芋と人参の薄味煮(春菊添え)、かぶの柚子香漬け、大根とクレソンとスモークサーモンのサラダ。
そして、ざる蕎麦だ。
デザートは牛乳寒天。
しかし昨日から、「きょうの料理」のテキストの自分のページを見ながらいろいろ作っているが、何だか変な気持ちだ。
そして、ずっと大きなハエが1匹いて、私の後をついて回っている。
きっと死んだ人のうちの誰かだ、と思いながら、「あらあら、お正月だから遊びに来たんだね」などと声をかける。
お父さんか、おばあちゃんか、おじちゃんか、篠田君のうちの誰かのような気がするので。
今朝も、起きた時にトイレまでついて来た。

●2004年12月30日(木)快晴、ポカポカ

昨日とは打って変わって、すごくいい天気。
陽が当たって、窓を開けないと暑いほど。
広島の母(スイセイの)からカキが届きました。
今日の宅急便は、久しぶりのニコニコお兄さんであった。
この人は、スポーツをやっていた風の体のしっかりした人だが、いつも目がなくなるくらいの笑顔で、ハンコを押す時に膝を曲げる。
さっき、洗濯物を干していたら、肩に荷物を担いだあのお兄さんの、角を曲がる背中が見えた。
しばらくして、また駆け足でもどって来るお兄さん。
壁に水をかけたり、玄関を雑巾掛けしたり、庭を履いたりしている大掃除の風景の中だ。
家々の屋根には昨日の雪がまだ積もっていて、陽が当たっている。
クロネコヤマトのコマーシャルを見ているみたい。
今日は、畳の部屋の大掃除をやる。
とちゅうで、暗くなる前に、スイセイと吉祥寺に買い物に行った。
蟹、海老、お刺し身、豚のブロックなど、正月用のご馳走を買う。
帰りに、渡さんにバッタリ会った。
「今年はなんだか忙しくってね、疲れちゃったよ・・・」なんて、渡さんはぼそぼそとつぶやいていたが、私は会えてとても嬉しく、すぐに手を握った。
暮れも押し迫った日の夕方に渡さんに会えたのは、私たちの家族(クウクウファミリー)の長老に会えた様な、なんだか縁起がいいような気がした。
夜ごはんは、カキ三昧。
まず殻つきの生ガキ、酒炒り、カキフライ、カキの炊込みご飯、ほうれん草と小松菜のお浸し、クレソンと大根ときゅうりの塩もみサラダ、卵のおすまし。
出来立てを食べて欲しかったので、料亭のように1品ずつ作っては出し、作っては出した。
酒炒りは、軽く洗ったカキを鍋に入れ、酒をちょっとだけ加えて、強火で炒りつける。
水分が減ってきて、カキがぶっくりしたら出来上がり。
火を入れすぎない様に注意だが、これがめちゃくちゃおいしいのです。
近所のスーパーのでもよく作るけれど、やっぱり広島から送られて来るカキにはかなわない。
カキご飯もとてもうまく出来た。
だし汁に、酒、薄口醤油、ナンプラー、ごま油で薄目に味をつけ、表面が隠れるくらいにカキをたっぷりのせて、千切りのしょうがをちらして炊いた。
カキは、新鮮なものなら洗いすぎないことがポイントだと思う。
そして、カキ三昧になっても、ぜんぜん飽きなかった。
食べ終わって、また大掃除の続きをやる。
下の階の家族が留守のようだったので(新聞がたまっていた。きっと帰省しているのだろう)、気兼ねなくドタバタとやる。

●2004年12月29日(水)雪

朝、起きたら雪だった。
寝転んだまま窓を開けて見上げると、綿ぼこりのようなのが、ふらふらと際限なく天から舞い落ちてくる。
空は灰色だし、雪も真っ白ではなくて、埃みたいな色をしている。
あんまりきれいではない。
起き上がって、真横から落ちてくるのを見ると、白くてふわふわ散って、普通にきれいに 見える。
でもこんなことは滅多にないから、布団から顔だけ出して、枕ごと窓の方にもってきて、天から降る黄色っぽい雪をしばらく眺める。
私が寝ている間に、スイセイは、この雪の中を、棚を買いにホームセンターに行ったそうだ。
今日は、水道の水がとても冷たい。
2月に初女さんの所に行った時、水が冷たくて驚いたことを思い出す。
水が冷たいと、体の中のどこかが刺激されて、気が引き締まるような感じになる。
昨日の残りののり巻きなどを食べて、今日もまた大掃除だ。
リビング、玄関、廊下、洗面所をどんどんやる。
4時からアノニマ・スタジオに行く約束だったが、キャンセルして、どっぷり大掃除に入り込む。
学校が雪で休校になった様な、静かな一日だった。
夜ごはんは、肉団子と白菜の煮込み(中華風に、肉団子を揚げてから煮込んだ)、わかめのワサビ醤油、糸こんにゃくとごぼうの炒め煮、ニラの味噌汁、玄米。
肉団子、スイセイが3回くいらい「うまいのう」と言った。

●2004年12月28日(火)晴れ

大掃除。
台所を、上から下までみっちりやった。
ゴム手袋をはめ、感じが出るように頭に手ぬぐいも巻いてやった。
『サザエさん』でも、波平やマスオさん、カツオやワカメまでほおっかむりをしてやっていた。
スポンジや歯ブラシでひたすらこすると、こすればこするだけ汚れが落ちる。
まだ、これから何年もここに住んで台所のお世話になるのだから・・・とか、1年間ありがとうございました、いい仕事ができたのはあなた(台所)のおかげです・・・なんてことを思いながら、ごしごし上下に手を動かす。
大掃除って、改まった気持ちになるな。
いつもだって掃除はしているけれど、きれいにしようとする気持ちが、ぜんぜん濃いししつこいのだ。
竹串で細かいところまでやったり、とくにガスレンジを念入りにこすった。
スイセイが話しかけてきても、ひとりの世界に入り込んでいるから、あまり声が聞こえない。
「オレは、みいが張り切ってる時がいちばん怖い」とつぶやいて、部屋にもどって行ったスイセイ。
けっこう夢中でやったので、気がつくと貧血でふらふらでした。
なので、今夜はお寿司をとることに。
目刺しと鰺の開きを今日中に食べた方がいいので焼いて、蕪の葉のおひたしを作った。
あとは、お茶を沸かしただけ。
お寿司屋さんは、出前が混んで忙しかったらしい。
どこの家でも、今日は大掃除をしてごはんを作る元気がなかったのだろうか。

●2004年12月27日(月)晴れ、寒い

2時より打ち合わせ、久々に赤澤さんにお会いしたので、つもる話をしたかったが、ぐっとこらえた。
次の打ち合わせがあるので。
3時半より、新しい雑誌の打ち合わせ。
もう、春野菜ものだ。
さくっと終わって、美容院へ行く。
帰り道、ものすごく寒かったけれど、満月の周りの空がオレンジに光っていた。
正月用の野菜をいろいろ買って帰って来ました。
三浦大根、白菜、牛蒡、長ねぎ、ほうれん草、菜の花、絹さや、かぶ。
毎年、30日とか31日に買っていたけど、正月値段でばか高いのだ。
それでふと、早めに買って保存をきちんとしておけば良いのだと、昨夜気がついた。
家庭の主婦の方々は、皆そうしているのだろうな。
今まで、店の大掃除を29日にやって、終わってから忘年会というパターンを長年続けてきたから、30日に買い物に行ければいい方だった。
毎年、毎年、違うクリスマス、違う年の瀬を迎えるようになったことの不思議。
今年はすっかり出不精夫婦で、忘年会も1度だけしか行ってない。
夜ごはんは、豚コマ肉のナンプラー炒め千キャベツのっけ、ニラ玉(香菜も入れた)、目刺し、辛み大根おろし、ほうれん草のお浸し、油揚げの味噌汁、玄米。
そういえばスイセイは、昨日デジカメを買って来た。
お気に入りを奮発して買ったらしく(ライカだって)、いつも首から下げている。
散歩に行く時はもちろん、家の中でもだ。
さっき部屋を覗いたら、黒いタオルをかぶせたカメラを水筒のように斜め掛けしながら、パソコンをやっていた。

●2004年12月26日(日)静かな快晴

洗濯物を干しながら、真上の空を見上げる。
そこには一点の雲もない、水色の空であった。
背中を反って、口を開けたまましばし見上げる。
光り輝くものを見る時は、馬鹿になればなるほどよく味わえる。
朝風呂から上がると、ナツコが来ていた。
今日もまた、スイセイの仕事の作戦会議をしているらしい。
スイセイの部屋から笑い声が聞こえながら、『日々ごはん3』のおまけレシピを書き上げる。
なぜか、人がいると仕事がはかどるなー。
ひとりだと、仕事とプライベートが混ぜこぜになって、プライベートの方にどんどん引きずられてしまうのだ。
今日の『まる子』と『サザエさん』は、両方とも大掃除のネタだった。
家もそろそろやり始めないと。
夜ごはんは、かき揚げ(れんこん、長いも、桜エビ、にんじんの葉)、目刺し、辛み大根おろし、筑前煮(焼き豆腐、れんこん、牛蒡、にんじん、牛肉)、ほうれん草のお浸し、にんじん塩もみ、落とし卵の味噌汁、玄米。

●2004年12月25日(土)快晴、日向ぼっこみたいに暖い

朝、とても綺麗な本が届いた。
内田也哉子さんの『ブローチ』。
薄い包装紙に、リボンや刺繍みたいな絵、まるでクリスマス・プレゼントのような本だ。
アムプリンのデコレーションにも通じるものがある。
読むのが楽しみ。
かわしまよう子ちゃんの『はなのほん』も、まだ読んでいない。
この本の中には、私に足りない何かがある様な気がして、まだ読まずにとってある。
落ち着いた時間に、ゆっくり読もうと思って。
2時に丹治君が来て、『日々ごはん3』のゲラをお渡しする。
載せる写真もいろいろ選んだ。
早い夕方から、桃ちゃんにいただいた焼きアゴを4匹ばかり水に浸けておく。
教わったやり方でだしを取ろうと思って。
あさっての打ち合わせ2本分のメニューを考えたり、買い物や図書館に行ったりしているうちに、あっという間に日が暮れてしまうのだった。
スイセイは、デジカメを買いに新宿に行って、まだ帰って来ない。
夜ごはんは、肉じゃが(アゴのだしで、汁だくに作った)、鰤の刺し身、ゆうな(桃ちゃんの九州土産)の煮浸し、人参の塩もみ、油揚げの味噌汁、玄米。
アゴだし、いつも弱火でじっくり煮出していたが、今日は教わった通りに強火で3分ほどでやってみた。
けっこう色も出て、濃いだしがとれました。
おかげで肉じゃがも味噌汁も、煮浸しも、とてもおいしくできた。
『ブローチ』は素晴らしい本だった。
手の込んだ手芸の本みたい。
小学3年生くらいの時に読んだら、大人になっても忘れられない大事な本になると思う。
夢があって、少女心をくすぐるのだ。
もちろん今の私が読んでも、言葉が胸に染みわたる。
『ブローチ』というのは、皆がそれぞれ胸の中に持っている、感受性の宝石のことだと思った。

●2004年12月24日(金)晴れ

頑張って早起きし、8時半に病院に出掛ける。
年に一度の定期検診なのです。
血圧は思った通り低く、ぼーっとしながらも、必死で看護婦さんの言うことを聞く。
「仰向けに寝て待っていてください」と言われたのに、うつ伏せの姿勢で、疑わずに待っていた。
「仰向けに寝てくださいね」と、もういちど言われてしまう。
でも、案外順調にさっさかと終わり、張り切って向かいの眼科の検診にも行った。
1時間ほどで終わったが、瞳孔を開かせる目薬を注したので、眩しくてたまらない。
とくに白いものがダメなので、横断歩道なんか目を伏せて、自転車を引いて帰って来た。
よりによって、ものすごく天気がいいのだ。
帰ってから、サングラスをして洗濯物を干していたら、ふと、人間が死ぬ前って瞳孔が開くって言うよな・・・・、と思い出した。
臨死体験の人が、「眩しい光が」とか、「すごく明るく美しい景色が」とかって言うけど、もしかして瞳孔のせいなんだろうか。
いつも見慣れている世界が、ピカピカに輝いて、目がつぶれそうに美しいものに見える。
新聞の大見出しもぼやけるくらいで、文字なんかぜんぜん読めないので、温かい布団にもぐってまた寝ることにした。
本当はゲラの直しを今日中にやらねばならないのだが、ずる休みの口実ができたみたいで、カーテンを閉めた部屋でふくふくと寝る。
またこれがよく眠れるんだ。
血液検査で、血を採ったのも関係あるかも。
アムプリンの二人から、クリスマスのデコレーションプリンをいただきに、スイセイは出掛けている。
その間、アムとカトキチが家にいて、台所やスイセイの部屋で何かをやっている夢をずっとみていた。
たぶんそれは、ふたりの気持ちが家に遊びに来ているのだと思う。
ちょっと熱っぽいような感じで、5時半までずっと寝ていた。
今やっと、普通に見えるようになったのでこうして日記を書いているわけだが、さーて、そろそろ『日々ごはん3』のことをやろう。
夜ごはんは、豚コマとゴーヤのスパゲティ(試作)、おきゅうと(桃ちゃんの博多土産)、小松菜と春菊のおひたし(残りもの)。
デコレーションアムプリン、開けてみたら、ぐっときた。
すごく丁寧に作ってある。
どこにもない、本当にアムちゃん独自のデザインだ。
すごいなー、アムは。
最近、雑誌でも本でも、誰も彼もが一方向の流行りみたいなお菓子ばかり作っているような気がして、どうも心寒いような感じだった。
アムのは、クリームの絞り方とか、周りのバラの花の小ささとか、可憐で純粋な淡い色合いが、アム本人の魂のようなものに似ているのだ。
刺繍のブラウスみたいな、スモック刺繍みたいな、とにかくアムちゃんにそっくりなのだ。
ちょっと私たちは感動し、スイセイと涙が目にたまったままうなずき合った。
こういう仕事を見ると、私も頑張らねば、と思う。
真面目に生きていこう。
夜、アムプリンの写真を撮ってもらい、紅茶をいれ、切って食べようとしたまさにその時、偶然にもちょうど12時であった。
25日が私の誕生日なので、スイセイと紅茶で乾杯した。

●2004年12月23日(木)晴れ

昨夜はとても楽しくて、ポルトガル料理だけで帰るつもりが、二次会で久々に「太陽」にも行ってしまった。
そして、丹治君が偶然フラッと入って来たのには驚いた。
嬉しくて、皆で輪になって飲む。
斎藤君は、『高山なおみの料理』の本の打ち上げ以来だから、2年ぶりくらいに丹治君に会ったのだと思う。
とにかく、桃ちゃん、斎藤君と、また来年も楽しく連載が出来るということの嬉しさが、飲みながらいつも体の底にあって、何を喋ってもおもしろく楽しかったなー。
さて、4時頃にごそごそと起きだし、ベランダに出ると、東の空がとても綺麗。
刷毛で描いたみたいに雲があって、空の水色がところどころ透けて見える。
空気は冷たく澄んでいる。
鳥がたくさん集まって、思い思いに鳴いている。
さーて、これから風呂に入って、『日々ごはん3』のゲラチェックをやり始めよう。
スイセイは、立花君の展示会に出掛けて行ったので、今夜はひとりで集中しよう。
それにしても、昨夜のポルトガル料理はおいしかった。
ナイフとフォークで食べるのも久しぶりだったし、ワインもとてもおいしかったし、およばれムード満載で、気分が華やかだった。
ポルトガルのワインって、おいしいんだな。
今もまだおいしい味が、咽もとに残っている。
ていうか、それは二日酔いってことか?。
夜ごはんは、きのこご飯(もち米入り)、ゆで蒟蒻のにんにく醤油、にんじん塩もみ、南瓜煮(残りもの)、小松菜と春菊のおひたし、わかめの三杯酢、かき玉汁。
スイセイが帰って来るのを待って、10時半ごろ食べた。

●2004年12月22日(水)快晴

3時から『翼の王国』の撮影。
よく捜してきたなー、というクロスと花柄のお皿を桃ちゃんが持って来てくれた。
お皿は、沖縄に取材に行ったついでにのぞいた、地元の人用の市場にあったがらくた屋さんで買ったそうだ。
今回はフィリピンの焼きそばだったんだけど、もう、ぴったんこだった。
そして、九州のお土産で「焼きあご」をもらった。
1匹ずつ綱でくくられたその姿が、あまりにりりしくかっこいいので、スイセイに写真を撮ってもらう。
さて今夜は、これからポルトガル料理を食べに行って来まーす。
『翼の王国』の忘年会だ。

●2004年12月21日(火)薄晴れ

2時から打ち合わせ。
来年から始まる本について。
2時間ほど、ゆっくりじっくりと話し合う。
なぜかスイセイも一緒に参加していた。
4時からは、別件の打ち合わせ。
こちらもスムーズに1時間ほどで終わった。
昨夜、寝る前にスイセイが襖を開けて、「みいよう、ええことを教えてやる」と言う。
私もスイセイに教えたい楽しみなことがあったので、まずスイセイから。
「あのの、明日は冬至で夜がいちばん長いんと。だから、だんだんに今度は陽が長くなるんと」。
私のは、NHKで『紅白、懐かしの名場面』を今夜8時からやることだ。
一緒に見ようと思って。
夕方スーパーに行ったら、「今日は冬至です。南瓜を食べましょう。1個100円です。そして柚子湯で温まりましょう」と、くり返しアナウンスがあった。
さっき、本の打ち合わせの時、編集者さんのお宅は「汁だくの肉じゃが」が好きという話をしていたので、すっかり今夜はわが家も「汁だく肉じゃが白滝入り」にする予定だったが、急きょ南瓜を煮ることに。
夜ごはんは、いかのワタ炒め、南瓜煮(汁だく)、春菊と小松菜の胡麻和え、蒟蒻ピリ辛炒め、牛蒡入りひじき、買ってきたコロッケ、油揚げとねぎの味噌汁、玄米。
昨夜、布団の中で『幸福論』を一気に読んだ。
とてもおもしろかった。
とくに、「見立て」の視線でいろんなものを見ているところが。
「見立て」というのは「喩え」とも言いかえられると思うが、このへんの話はまたこんど書いてみよう。
柚子風呂に入って温まるが、どうも私はチクチクして肌に合わないようだ。



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