●2005年11月30日(水)快晴
今日もまた暖かかった。
背中に太陽の熱を感じながら、午前中から『フランス日記』を書く。
カフェオレをいれると、フランスにスイッと行ける。
お昼を食べるのも忘れるくらい、夢中で書いていた。
お弁当って、こういう時に便利だな。
昨夜も、寝るまでやっていた。
ちょっと波に乗っているみたいだな。
夕方、暗くなってから近所のスーパーに買い物に出たら、木枯らしが吹いていた。
いつの間にこんなになったんだろう。もう、秋の寒さではない。
倫子ちゃんに電話してみた。
私はあまり人に電話をしないから、倫子ちゃんにかけたのも初めてだ。
「高山ですけど」と言ったら、倫ちゃんはすぐに「あー、高山さんかー、うれしいなー」と返ってきた。
それがすごく嬉しかった。
すぐ近所にいるような気持ちになった。
最後に会ったのは岡どんの誕生会で、もう半年近くなるんだけど、すぐに倫ちゃんとの会話の感じを思い出した。
私はゆっくりで、倫ちゃんはわりと早口。
倫ちゃんて、ひと言私が言ったら、ピーンと分かってくれるんだった。
ひと言で、その周りのことまで伝わっているような感じになる。
そのことを思い出して、また嬉しくなった。
夜ごはんは、ハマチの刺し身、里芋(清水さんの)の煮っころがし、聖護院大根の葉(清水さんの)のにんにく炒め、おから(残りもの)、塩辛、おろし汁、玄米。
『ためしてガッテン!』を見ながら食べる。
聖護院大根の葉っぱ、(下茹でしなかったので)ちょっと固いけど繊維たっぷりあってお腹にいいような気がする。
私はもりもり食べる。
スイセイはとり皿に1杯分を、ずっと長いこと噛んでいた。
今夜の『あいのうた』は、ティッシュがびしよびしょになった。
この役の管野美穂が、どことなくりうに似ているのだ。
恋愛ものは苦手なんだけど、家族ものに私はすごく弱い。
来週もまた楽しみだ。
今日、もうひとつ嬉しかったのは、ばななさんの『みずうみ』がフォイルから送られてきたこと。
とても綺麗な本だ。
包みを開けてみた時、なんだかひんやりした本だなと思った。
そういうデザインの本という意味です。
なんとなく角張った所や、紙の白さや厚み、表紙の「みずうみ」という字の儚げな感じとか。
倫ちゃんの写真も、ひんやりしている。
外が寒かったから、物理的に本が冷えているのもあるかもしれないけど。
早く、読みたい。
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