2006年3月下

●2006年3月31日(土)松本は曇りのち雪

昨日は、いしいさんと園子さんにお会いした。
その模様は、今はここには書けません。
本の方にじっくり書こうと思います。
今日は、長野君と田中君と3人で、松本民芸館に行ったり、あがたの森のコーヒーショップでカフェオレを飲んだり、いしいさんに教わったお蕎麦屋さんに行った。
よく、空気がおいしいと言うけれど、民芸館の近所を歩きながら、本当にそう思いました。
息をしているとちゅうに、ついパクパクと空気を食べてしまう。
水がおいしいの同じように、空気にも味がある。
ひんやりして透明感のある、甘い空気なのだ。
帰ってきたのは6時くらいだったんだけど、コンビニのおにぎりを食べ、そのままバタンと寝てしまう。
夜ごはんも作らずに、けっきょくそのまま寝てしまいました。

●2006年3月30日(金)晴れ

7時に起きた。
昨夜は寒くて、ひさしぶりにくつ下をはいて寝た。
朝も少し寒い。
台所の床がひんやりしている。
松本の天気予報を調べたら、午後から小雨か雪らしい。
0度とか4度とかって言うけど、どのくらい寒いのだろう。
昨夜のうちに、スイセイにはおにぎり弁当を作っておいた。
黒米ともち米のおにぎりと、ソーセージ、卵焼き、鯵の干物。
電車の中で食べるように、長野君たちの分のおにぎりも持って行く。
今夜のホテルには、湧き水を沸かした大浴場もあるらしい。
電車の中からの景色も楽しみ。
まず、いしいさんご夫婦に会えるのも、お家にお邪魔できるのも、すごく嬉しい。
でも、ちょっと緊張もしています。
さーて、どうなることやら。
では行ってきまーす。

●2006年3月29日(水)曇りがち

12時まで寝てしまった。
今日もまた原稿書き。
とちゅうでケーキを焼く。
昨日、いしいさんのチョコレートケーキを作っていたら、スイセイがものすごく羨ましそうにして、ボウルに残ったケーキの生地をていねいに舐めていたので。
クリームチーズに卵や牛乳と、ホットケーキミックスを混ぜて、真ん丸なケーキを焼いてあげた。
フライパンに生地を流してオーブンで焼いたら、ぐりとぐらのカステラっぽくなった。
原稿を書きながら、息抜きにケーキを焼くのって、なかなかいいかも。
夜ごはんは、ステーキ(焼き汁に、おろし玉葱、赤ワイン、マスタード、醤油、バターを加えて煮つめたソース)、小粒さつま芋の鍋焼き、トマト、菜の花のおひたし、新玉葱と油揚げの味噌汁、黒米ともち米入り玄米。
夜、りうから鯵の開きが届いた。
彼氏と千葉に遊びに行って送ってくれたらしい。
生干しっぽいのが、小さいのから中位のまで10匹ほど。
ものすごくおいしそうなので、今食べてあげないとと思い、小さいのを焼いて夜中に食べる。
頭から、骨まで、ぼりぼりと食べられた。
夜中、やっと斎藤君の原稿を書き上げました。
明日はいしいさんにお会いするから、ぎりぎりセーフです。

●2006年3月28日(火)曇りのち晴れ

朝起きて、風呂にも入らずに、パジャマのまま原稿書き。
斎藤君の余韻が残っているうちに、形にしないといけないような気がして。
とちゅうで、気晴らしに布団を干す。
いろんな鳥が盛んに鳴いている。
宅急便のお兄さんは走っているし、自転車もよく行き交っている。
郵便屋さんが赤いバイクでキューッと止まって、ハシゴに乗ったおじさんが、大きな木の枝を落としている。
世の中は、めまぐるしく動いているんだなあ。
お昼に、たことソーセージとトマトのスパゲティを食べ、コーヒーを飲んで、また突入。
気がつくと、ものすごく悪い姿勢で書いている。
鼻がスースーしてきたので夕方でやめにし、いしいさんのところにお土産で持っていくケーキを焼いた。
チョコレートにバターを入れ、砂糖を加えてかき立てる時、気持ちをこめてやる。
オーブンに入れながら、夜ごはんの支度。
ヒラリンにもらった飛び魚の煮干しでだしをとり、これまたヒラリンに教わったやり方で、人参の葉っぱの味噌汁を作った。
すごーくおいしい。
人参の葉っぱは、波立たない程度のお湯でゆでこぼし、アクをぬいた。
ほんのり苦くて、人参の味も少しして、本当に春の味だ。
納豆にも、ヒラリンにもらったサバ節を混ぜる。
これは、うちの実家の味。
料理をしているうちに、ぎゅっと詰まっていた体も頭も、どんどん軽くなるのが分かった。
ああ、私には料理があって、ほんとうに良かっただ。
お風呂に入ってから、また続きを書こう。
夜ごはんは、鰆のみそ漬け焼き、人参塩もみ酢油かけ、ふきと油揚げの炊き合わせ(昨夜の残り)、人参の葉の味噌汁、高きび入り玄米。
夜になって雨。
雨って、心を鎮めるなあ。

●2006年3月27日(月)快晴

起きてすぐに原稿書き。
3時くらいまでやって、集中の電池が切れたので、買い物に出る。
階段のところは、杏の花びらの絨毯になっていた。
もう、すっかり散ってしまった。
しばらくひきこもる予定なので、街に出て、食料をたくさん買って帰りました。
実演のたこ焼きまで買ってしまった。
夜ごはんは、ふきと油揚げの炊き合わせ、たこ刺し、スパム炒め、クレソンと椎茸の炒め物添え〔昨夜の残り)、葱の味噌汁、玄米。
味噌、みりん、酒を溶いて、鰆の切り身を漬けておく。
おいしいチョコレートを買ってきたので、明日は、いしいさんのお土産にするケーキを焼く予定。

●2006年3月26日(日)曇り一時晴れ

昨夜は、12時くらいにタクシーで帰ってきた。
いやー、斎藤君の話がめちゃくちゃおもしろかった。
笑いながら、呆れながら、涙が出てしまう感じ。
ひさびさにのけぞって、思いっきり笑った。
長野君が斎藤君のことを写しているところも、ふたりの会話も、ふたりが並んで立っているだけでもおもしろかった。
カメラ小僧の熱いふたりが可愛くて、ガキ大将と一緒に遊んでいるみたいで、ワクワクした。
私もいっぱい喋って、昼間っからビールを飲んで、日本酒も飲んで、花見みたいな気分だったなあ。
というわけで、今日はもう斎藤君の文を書き始めている。
二日酔いもなく、やる気満々。
でも昨夜は、歯がボロボロ抜け落ちる夢をみた。
抜け落ちると同時に生えそろい、またボロボロと抜け落ちて生えそろう夢。
なんかそれって、斎藤君の話を聞いていた時の私の感情の波を、肉体で表したらそうなるような、なんかそんな感じがする。
スケールがでっかくて、激しいのだ。
だからか、どこかがずっと興奮していて、あんまり深く眠れなかった。
体重を計ったら、1キロ半減っていた。
このところ、身を削ってエネルギーを放出している実感があるものな。
夜ごはんは、塩鮭、板わさ、クレソンと椎茸のバター醤油炒め、大根おろし、落とし卵と葱の味噌汁、玄米。

●2006年3月25日(土)快晴

春爛漫。
チュパチュパと、朝から鳥もよく鳴いている。
昨夜は、『ohana』のショートムービー『予感』のビデオを見た。
おもしろかったー。
ハナ(郁子ちゃん)が黙々と食べる、お弁当の冷めたご飯の味(おかずも何ものせずに、ふりかけもかかってない)が、私の口の中にも移ってきました。
毎日は、まるで白いご飯のよう。
ほかほかと、ピカピカと、ハフハフ食べる時もあるし、しょっぱい味の時もある。
さーて、納豆ごはんを食べ、これから斎藤君の取材に行ってきます。
桜、咲き初めているだろうか。
スイセイの晩ごはんに、キャベツをたっぷり入れてカレーを作っておいた。

●2006年3月24日(金)晴れのち花曇り

雲っているけど、暖かい。
足を揃え、ちょこんと座ってどこかを見ているハル。
「ハル〜」と呼ぶと、耳がぴくぴくしてすぐに上を向いた。
今日は、1分間くらい(今までで最長)こっちを見上げていました。
暇なんだろうか。
口が開いたまま上を向いているので、笑っているみたいに見えるハル。
風呂場の下の杏は、あれよあれよという間に、満開を通りこしてしまった。
いちばん綺麗だったころ、収録の真っ最中だったからなあ。
いつも出掛ける前に、ちらっと10秒くらいしか見てあげれなかった。
花って光るんだな… なんて思いながらも、下ではいつも運転手さんが待っていて。
ひとまずテレビの方は終わったけれど、昨夜はよく眠れなかった。
眠りが浅くて、何度も何度も目が覚めた。
たまった宿題をやらなければならないけど、気分は落ち着いている。
明日からまた、本の方の取材が始まるのだから、心ゆくまでゆっくりしながら、ぼちぼち仕事を始めよう。
おやつでホットケーキを焼いて食べた。
スイセイは、感心するくらいに喜んでいた。
男って、何でこんなにホットケーキが好きなんだろう。
食べ終わって布団の中で本を読んでいたら、睡魔の固まりがやってきた。
瞼が熱くなって、足を組んだまま眠りに潜りこみ、目が覚めた時にもまだ足を組んでいた。
夜ごはんは、鯵の干物、ほうれん草と焼き椎茸のおひたし、塩辛、梅干し、生のりと葱の味噌汁、白いご飯。
最近、鯵の干物のおいしさに感心している。

●2006年3月23日(木)雨のち曇り時々晴れ

ゆうべはせっかく「のらぼう」へ行ったのに、ちょっと飲んだだけですぐに酔っぱらってしまった。
でも、おいしかったなあ、いろいろ。
黒豚と新玉葱の生姜焼きとか、トマト入り出し巻き卵とか、蓮根とひじきと鶏そぼろの炊込みご飯とか。
和楽は絶好調だった。
あの、ハードゲイのレイザーなんとかの真似をして、「フ〜!」とか、何の真似なのかしおりちゃんも知らないんだけど、「サイコー!」とかって、何度も何度も叫んでいた。
テレビの真似なんかあんまり私は好きじゃないけど、でもそれは、大きくなった証拠でもあるんだよな。
「もうやめて、和楽」と私が言っても、言えば言うほどご機嫌になって、張り切ってしまうのだった。
りんごジュース1杯と、ペリエを1本分くらいストローで飲んで、大人並みと言っては大げさだけど、小食のOLさんぐらいにはよく食べていた和楽。
もう立派な人間なのだなあ。
しおりちゃんは、ごはんの作りがいがあるだろうな。
本人は、ビールのつもりでペリエを飲んでいるそうだ。
ひと口飲んでは、「サイコー!」なんて叫んで、サラリーマンのおじさんのようでした。
さて、『きょうの料理』の撮影、最終日。
2時半に集合だった。
12時までゆっくり寝る予定だったけど、9時には目が覚めてしまう。
でも、がんばって11時半まで布団の中でうろうろする。
昨夜は雨があんなに降ったのに、おかげさまでお昼には青空まで出てきた。
撮影クルーは、高台から武蔵野の風景を写すそうだから、あー、よかった。
実は今、これを書きながらカメラに写されています。
あんまり気にしないふりをして、普通に書いている。
7時ごろにはすべて終わり、皆で軽くつまみながら、シャンパンで乾杯した。
今回で終わりだったらちょっと名残惜しいけれど、また夏にも同じチームで撮影だから、爽やかに別れる。
夜ごはんは、とり貝のお刺し身、サヨリの刺し身、ホタルイカの酢味噌、浅蜊とかき菜のオイスターソース炒め、人参塩もみ、新じゃがと人参の葉のかき揚げ、油揚げと大根葉の味噌汁、玄米。

●2006年3月22日(水)

『きょうの料理』の撮影、3日目。
10時半に集合して、近所の農家に行く。
もう何年も前から、門のところに並んでいるのをみつけると、散歩がてらに買っていた農家です。
畑をやっているおばあちゃんと、初めて挨拶を交わした。
たまにしか行かないし、いちども話したことなんかないのに、私の顔をおばあちゃんは覚えていてくださった。
前にはおじいさんもいて、そういえばしばらくみえないなと思っていたら、2年前に亡くなったんだそうです。
今は息子のお嫁さんと、娘がたまに手伝ってくれて、女3人で細々とやっている。
その話になった時、ほんの一瞬だけ、淋しいような残念なような、おじいちゃんのことがとても大事だったんだろうな… という感じが伝わってきた。
80歳になっても元気に毎日働いていて、気丈なおばあちゃんだけど、ほんの一瞬だけ息を吸うくらいの絶句があって、唇をきゅっとつぐんでいた。
畑に出て、人参を抜かせてもらいました。
千切りにして塩でもみ、ごま油をちょっとかけただけでおいしいと、このところ盛んに感心していた人参だ。
偶然に偶然が重なって、この畑を取材させてもらえることになったのです。
掘りたての人参は、色が鮮やかでびっくりした。
オレンジが透き通るように、中から光っている。
色が濃いのも薄いのもある。
「へー、いろいろあるんですね。色が違うと味が違うんですか?」と聞いてみると、「味はそれほど変わらないね。どれもおいしいですよ。人でもいろんな人がいるんだから、人参だっておんなじよね」と、ぽつりと言った。
同じ地面で育っても、まっすぐにスクスク伸びたのもあるし、土の中に小石があったりすると、そこから曲がった形の人参ができる。
前に、じゃが芋掘りに行った時にもそういうことに気がついて、なるほどなあと思った。
固い地面のところの芋は、土の重みで扁平な形に育つのだ。
すごく当たり前のこと。
そして人参って、先っぽのところだけが根なのかと思っていたら、肌の途中のでこぼこしたところからも、白いひげ根があちこちにいっぱい出ている。
「ここから養分を吸って、大きくなるんですよ」と、おばあちゃんが教えてくれた。
そういえば、あの小さなでこぼこにも沿って、初女さんは皮を剥いていたな。
浅蜊漁を見るまでも、砂の下にはいろいろな貝がいることを私は忘れていた。
すくい上げたカゴの中には、あおやぎや、白い貝や大きな貝や、小さな巻き貝など、食べられないのもたくさん混ざっていた。
浅蜊なんかそのうちのほんの2〜3割りなのだ。
ほとんどの貝を、海に戻してしまうのだ。
食べ物がそういう大自然の中で生まれ育まれていることを、すぐに私は忘れてしまう。
だから、貴重なものだからだいじに心して食べようなんて、そういう学校の先生みたいなことを言いたいわけではない。
そんなことは、おのおのが感じたいように感じればいい。
ただ、物理的にそいうものなんだという、大昔から繰り返されてきた自然の摂理みたいな大きなものと、食べ物が無関係でないことに、動物みたいにハッ!と驚きおののくのだ。
大づかみなようでいて、ちゃんと理由があってそうなっている仕組みに、心から感心するのだ。
このびっくりが、毎日台所に立っているうちに、また少しずつ薄れていってしまうことを思うと、少しだけ胸苦しくなる。
でも、浅蜊漁のあの広々とした大海原の景色や、漁師の久子さんの喋り方や笑顔、畑のおばあちゃんが人参の周りの土を両手で掘っていた手つきとか、そういうことはきっと忘れない。
頭の知識としてではなく、気持ちを通過して入ってきた情景は、いつまでも決して忘れない。
久子さんに、浅蜊のことを聞いた時もおもしろかった。
「春と秋が浅蜊の旬だって言われているけれど、春の方がよりおいしいのはどうしてですか?」という質問に、「私はそういうことはよく分からないよ。でも、春の浅蜊は本当においしいよ。春になるとね、お腹が大きくなるから… 」と言って、自分のお腹をさわった。
産卵期という言葉を、久子さんは使わなかった。
こうして大海原に腰まで浸かりながら、日々、砂の上をごしごしと歩いている漁師さんたちにとって、知識やうんちくみたいなことなんてお呼びでないのだ。
「浅蜊は砂のどのくらい下にもぐっているんですか?」と私が聞いたら、「砂を吐く時に、目みたいなのがニューッと伸びるでしょ。あの長さだけ下にもぐってるって言うねえ。浅蜊だって息をしないとならないからねえ」。
砂ぬきをする時に、塩水の量について、いつも私は迷っていた。
かぶるくらいがいいのか、ひたひたがいいのか。
多すぎると溺れてしまうんじゃないかと思っていた。
あの、目みたいなのは長いのだと10cmくらい伸びるから、水はほどほどに多めでもいいんだな。
浅蜊漁は、雨や風の日には危ないから船を出せないそうだ。
それで、ここ2日とも天気に振られたわけだけど、昨日は最高だった。
海の水は透き通って、キラキラと眩しかった。
風もなく穏やかで、ゆらゆらと船が揺れている。
久子さんは大海原にひとり立って、遠くにぽつんぽつんと立っている漁師仲間に、話しかけたり、笑ったりしながら漁をしていた。
こんなに広いのに、周りに音がしないから、大声を出さなくても何を言っているかちゃんと聞こえるらしい。
海は、まるで大きな畑みたいだなと思いました。
金属の棒を両手で動かしながら、自分もゆっくりゆっくり移動していく様子は、畑を耕しているみたい。
腰も冷えるだろうし、もちろん重労働だろうとは思うけれど、久子さんはとても清々しく、気持ち良さそうに、幸せそうに見えました。
さて、今日の撮影の様子を全部は書けないが、しおりちゃんと和楽が最後に遊びにきました。
5時半にはすべて終わり、ヒラリンとしおりちゃんと和楽と4人で、ひさびさに「のらぼう」へ行く。

●2006年3月21日(火)晴れ

天気も上々。
今日は、スイセイも一緒に行った。
風がないので、今日こそは浅蜊漁の船に乗れました。
海も綺麗だったし、女の漁師の久子さんもとても良かった。
網で採るんではなく、でっかいフオークの先にカゴがついたような金属のくま手で、自分が海の中に入って採る。
腰ぐらいの深さの海の中を、ゆっくり歩きながら。
ああ、いろんなことがあったなあ。
その模様について、今、とても書きたいのだけど、パソコンをやっているだけで頭がぐらぐらしてしまう。
さっき風呂に入ったら、湯船の中で体がぐらっときた。
シャンプーをしている時にも、ゆらゆらゆらゆら。
船に揺られている感じを、お風呂に入ったとたんに体が思い出したみたい。
こういうのを揺り戻しって言うんだっけ。
とにかく、足下も腰もふわふわしてたまらない。
パソコンに向かっていると、椅子が斜めに持ち上がって、前のめりみたいになる。
文を書こうとして脳みそに力を入れると、ふわーっと吐き気がしてくる。
なので、今夜はやめておきます。
でも、とにかくものすごく楽しい取材だった。
潮風も、カモメが飛び立つのも、穏やかな陽射しも、至福だった。
夜ごはんは、浅蜊の潮汁かけご飯、生のりの酢の物。



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